エンジニア歴7年目ではありますが、Windows10の仮想デスクトップ機能を使ったことが無かったので、この記事を見てくださった皆さんに共有します。
きり丸と同じ初心者に便利な機能として知ってもらいたいです。
覚えたはいいけど全く使わない機能にはならないので、得です。
エンジニアじゃなくても使える機能なので、もしこれで覚えた人は他の人にも教えてあげると喜ぶでしょう。
ターゲット
モニターを持っておらず、単一の画面でいつも作業している人。
逆に、モニターを持っている人は仮想デスクトップを使ってしまうと、非効率になるかも。
ただし、Macの仮想デスクトップは非常に優秀なので、複数モニター持っていても問題ありません。
※ 会社ではMacといいモニター、家ではWinと型落ちモニターです。
その違いもありますので、参考にならなかったらコメント書いてくれると助かります…。
仮想デスクトップとは
仮想という名前をついていますが、何かをダウンロードして行うものではなく、デフォルトですぐ使用できる機能です。
デスクトップを複数持つことができる、というと自分はピンと来ていませんでした。
自分の認識では、モニターを増やす機能です。
しかも、シャットダウンしても消えないので、一度構築するとずっと使えます。
1つのデスクトップで作業してしまうと、以下のように幾つか同時に起動してしまい、アプリの移動だけでも一苦労します。
※ 自分は必要だからとたくさん開いて放置してしまう癖があるので、これでも削減したほうです…。
Alt + Tabキーでアプリ間は簡単に移動することはできるものの、それでも数が増えてくると思考のコストが馬鹿になりません。
そこで、必要な用途ごとに仮想デスクトップを分け、思考のコストを下げると高速でPCを扱うことができます。
きり丸はどのように使っているのか
私は、仮想デスクトップは3つで使っています。
1はなんでも用、2はintellij or vscodeの開発用、3はExcel用として使っています。
仮想デスクトップでやれることが増えたからと言って、下手に増やすと探すのがめんどくさくなるだけです。
オススメは、基本的にデスクトップ1で作業していて、別のデスクトップは特化した機能で使うといいです。
使い方
Windowsの場合
2つのショートカットを覚えてください。
- Winキー + Tabキー
- タスクビューの表示。
- Winキー + Ctrlキー + ←キー or →キー
- デスクトップ切り替え。
これだけ覚えれば十分です。
「Win + Tab」でタスクビューを開いた後、新しい仮想デスクトップを作りたければ、新しいデスクトップの+ボタンをクリックします。
仮想デスクトップを消したくなった場合は、消したいデスクトップにカーソルを合わせると×ボタンが出るので、それをクリックします。
もし、仮想デスクトップを作るのと、削除をするのもショートカットキーで行いたければ、こちらを覚えてください。
私は、1回仮想デスクトップを作ったら追加も削除しないので、覚えてないです。
- Win + Ctrl + D
- 仮想デスクトップの作成
- Win + Ctrl + F4
- 仮想デスクトップの削除
自分が最近買ったマウスだと、ボタンを押したまま←→移動させると、デスクトップの移動もできます。
まぁ、自分がデスクトップを移動させたい時って、キーボード触っていて調べものしたい時なので、わざわざマウスに持ち帰る行為がめんどくさくて、あんまり使わないですね。
あと、surfaceのタッチパッドを3本指で上スワイプすると、タスクビュー表示はできますが、デスクトップ切り替えが3本指で左右スワイプができないので使ってません。
Macの場合
Macはもっと覚えやすいです。
- 3本指で上にスワイプ
- タスクビューの表示
- 3本指で左右にスワイプ
- デスクトップ切り替え。
この辺はMacのほうが簡単に使えて便利ですね。
社用Macしか持ってないので、こちらの画像は無しでお願いします。
アプリを仮想デスクトップ間で移動させる方法
アプリを仮想デスクトップ間で移動させることもできます。(WinもMacも同じようにできます)
タスクビューを開いている状態で、移動させたいアプリを選択して、ドラッグアンドドロップすると移動できます。
下記の画像では、デスクトップ3からデスクトップ2に対してVSCodeを移動させています。
とりあえず、デスクトップ1で作業していて、分割したくなったらこうやって移動させると良いです。
ただし、Macのほうが便利…?
※ これに関しては補足ください。
Windowsでこれが問題なくできたら神です。
複数モニターを使ったときの挙動がMacとWinで異なります。
Windowsの場合、モニターはデスクトップを拡張したものとして扱います。
デスクトップ1がそのまま拡張された形で扱われます。
Macの場合、モニターに対して、各デスクトップを割り当てます。 - モニター1 - デスクトップ1, デスクトップ2 - モニター2 - デスクトップ3
何が問題かというと、下記のずれが起こるんですよね…。
Macだとモニターごとにデスクトップを割り当てられるので「やりたいこと」ができます。
やりたいこと
デスクトップ1 | デスクトップ2 | デスクトップ3 | |
---|---|---|---|
モニター1 | なんでも用 | ||
モニター2 | 開発用 |
ここからモニター1でExcelを見たい。
デスクトップ1 | デスクトップ2 | デスクトップ3 | |
---|---|---|---|
モニター1 | Excel用 | ||
モニター2 | 開発用 |
実際に起こること
デスクトップ1 | デスクトップ2 | デスクトップ3 | |
---|---|---|---|
モニター1 | なんでも用 | ||
モニター2 |
モニター2に何も映らない(デスクトップ画面)。 モニター2に何も映らないから、デスクトップ1に開発用を移す。
デスクトップ1 | デスクトップ2 | デスクトップ3 | |
---|---|---|---|
モニター1 | なんでも用 | ||
モニター2 | 開発用 |
ここからモニター1でExcelを見たい。
デスクトップ1 | デスクトップ2 | デスクトップ3 | |
---|---|---|---|
モニター1 | Excel用 | ||
モニター2 |
モニター2に何も映らない(デスクトップ画面)…。
なので、Winで複数モニターを持っている場合は、デスクトップ1に集めておいた方が便利です。
調べ方が足りない可能性はありますが、下記の設定しか見当たらないので、多分無理だと思ってます。
- 表示画面を拡張する
- 表示画面を複製する
- 1のみ表示する
- 2のみ表示する
他にもMacのほうが優れていることがあります。
それは、仮想デスクトップの順番を移動させることができる点です。
私は、1を汎用、2を開発用、3をExcelで使っているといいましたが、来週行われるG検定のために2と3の順番を入れ替えようと思っていました。
Macであれば、タスクビューを開いている時に、入れ替えたいデスクトップをドラッグアンドドロップするだけで変更できます。
Windowsは、そういう機能はまだなさそうです。
なので、タスクビューを開いている状態で、開いているアプリを強引に入れ替えるしかなさそうです。
おわりに
Windowsだろうが、Macだろうが、仮想デスクトップは使えます。
古い機種はダメかもしれませんが、一度できるかどうかは調べてみる価値はあると思います。
覚えたら絶対に便利なので、使ってみてください。