転職して開発端末はMacでしたが、特定のサーバを作業するときはセキュリティの関係でWindowsの踏み台サーバから操作する必要がありました。
その踏み台サーバには、データベースの操作にA5M2、ターミナルにTeraTerm等々のよく使われているWindowsのソフトが入っています。
今回の記事では、対象サーバのIPとパスワードを1つ1つ覚えるのは大変なので、自分用にTeraTermで自動ログインできるためのマクロを作ります。ついでに、操作ミスが無いように1号機は緑、2号機は青等々の背景色を自動で変更できるようなマクロを作成します。
TeraTermとは
Windowsで良く使用されているターミナルソフト。telnetやSSHでサーバ等を操作する。
SIer時代にはよくお世話になりました。1990年代から使用されているので、Windowsで開発していた先輩SEはほとんど触ったことがあるはず。2020年になり、もっと便利なターミナルソフトはあると思いますが、今でもよくTeraTermが使われています。
マクロを作りたい場合は、インストール時に既に色んなサンプルマクロが入っています。中身までは見ていませんが、8ファイルくらいあるので自力でできる人はサンプルマクロを見ると参考になるかもしれません。
注意点
TeraTermのマクロはttl拡張子ですが、最初はこの拡張子とttpmacro.exeに関連付いていないので、関連付けてください。
また、ttermpro.exe(テラタームプロ)はマクロ用のttpmacro.exe(テラタームプロ・マクロ)とは異なります。アイコンがMとついている方を使用してください。もし誤ったほうをマクロで使用している場合は、「ホストが不正です」というメッセージが出力されて、処理が終わります。
TeraTermのダウンロードリンク
https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/releases/
参考資料
最初は別のものを作っていましたが、結局リンク先のソースコードの方が良かったので、こちらのソースを使っています。 qiita.com
ソースコード
このディレクトリにあるファイルをttpmacro.exeと同一ディレクトリに展開してください。マクロのttlファイルはどこにおいてもいいですが、設定ファイルはttpmacro.exeからの相対パスで読み込んでいるようなので、設定ファイルが読み込まれません。
https://github.com/hirotoKirimaru/TIL/tree/c7b64df5482b8f5baf759f6c8ce9fc18ef3aff49/tools/teraterm
このマクロ使いたいけど、自分で使えるサーバが無い
仕事で使いたい場合は、そのまま使えばいいと思います。ただし、私のような一般人はSSHでアクセスするサーバはありません。
なので、Azureでサクっと作っちゃいましょう。
下記のMicrosoft Learnで無料のLinux仮想マシンを作成できます。ただし、あくまでこのサーバはMicrosoft Learnのトレーニングを完了するためだけなので、別途構築する必要はあります。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/modules/create-linux-virtual-machine-in-azure/
終わりに
Windowsは個人的には好きですが、現職でTeraTermを使うことになるとは思いませんでした。前回、TeraTermのマクロを作ったのが3年前になるので、マクロの拡張子とか関連付けとか忘れていることばっかりでしたね。
今後も、自分が忘れないようにソースコードやブログという形で残していきたいと思います。
まぁ、Windows10からはデフォルトでSSHできるようになったので、古いマシンでもない限りこの記事は使わないかもしれません…。
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