きり丸の技術日記

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『Web API The Good Parts』を読んで

読んだ本:Web API The Good Parts 著者:水野孝明
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4873116864
評価:4

感想:
APIをこれから勉強するという人に対しては、実例があり非常によくまとまっている。
ただし、個人的な感想ではあるが、公開する予定のないAPIを設計する身としては1/3ほどは読まなくてもよいと感じた。

BtoCの会社にいれば違うのだろうが、APIを公開するリスクを払拭するほどのメリットはこの本では感じなかった。
冒頭で公開することのメリットを説いているのであれば、デメリットへの対応方法等を纏めていてほしかった。
ところどころ記載はあるが、記載が散ってしまっていて後々参考にしようと思うと、検索が大変。

まぁ、デメリットはセキュリティと強く紐づいているので、本を参考にせずに最新の情報を勉強しなさい、ということだろう。

この本で学ぶことができなかった点としては、
- どう運用すればいいか等のノウハウはこの本では読み取れない。
- JSONPで同一生成者ポリシーの規制の対象外を回避する、ということが記載してあったので、CDNロードバランサー等を使用した場合にどうなるのか気になった。 - APIサーバーは別ドメインで設計すべきなのか、等々。 - 初版時にはなかったと思われるので無理だが、REST APIでの設計を記載しているので、GraphQLやgRPCでの実装をどうすればよいかはわからない。

本の悪いところを上げてばかりいるが、APIを公開するにせよ、しないにせよ、この本から学ぶことはある。

  • GitHubFacebook等の実例が多量に載っていて、その中でのあるべき論が記載されているので勉強になる。
  • 最後のページにWebAPIチェックリストがあるので、API設計後に見直す際には非常に使える。

最初にも記載したが、改めてAPIを勉強する際には良本ではある。
1年後には忘れていると思うので、また読み機会を作って読もうと思う。