どの組織にも当てはまるわけではありません。また、現在所属している組織が無能で構成されているということをアピールしたいわけでもありません。
- 有能な人間は能力の限界まで昇進できる
- 一般職としては有能だが、管理職としては無能な場合は昇進できない等々
- 無能なものは昇進できない
- 結果として、各ロールには昇進できない無能があふれる
無能であふれる原因の概要
- 純粋な力不足
- 仕事が変わって力を発揮できない
- 昇進ではなく維持を目的に切り替えてしまう
無能であふれる原因
政治的な要因での昇進できないパターンは省きます。
課長ロールとしては有能だが、部長ロールとしては能力不足である等々の単純な能力不足は分かりやすいです。
もう1つの例として、上位ロールの仕事が違うことが原因のパターンもあります。エンジニアとしては有能だが、プロジェクトマネージャーとしては無能なパターンなど。または、既に会社側の用意したロールがあり、未経験者に対して会社側の上位ロールだからとスクラムのプロダクトオーナーを任されるパターンもあります。
また、世間の変化についていけずに無能になってしまうパターンも考えられます。無能になった時に容赦なく降格できるような仕組みが無いと、昇進ではなくギリギリ降格できない能力を維持し続けるようになってしまいます。
対策
- 現在のロールで満足している場合は昇進ではなく、昇給だけで済ませる
- 上位ロールとしての教育を積ませ、役割を果たせるようになってから昇進する
- 現在の能力を活かせる延長線上のロールを用意する
- マネジメントではなく、プロフェッショナルの道を用意する
- 容赦なく降格できる仕組みにする
- 契約社員として、容易に解雇できる、も含む
この辺は正直、自分が組織を運営する側に回ってないからよくわからないです。
参考にも載せましたが、任期付きの役職というのも面白そうですね。プロジェクトの責任者となっている間だけ十分な報酬を貰えるのであれば、降格という感覚も受けませんしね。
なお、ピーターの法則を逃れて組織の効率が最も高くする方法が「最も優秀な人と最も無能なものを交互に昇進させる」「ランダムに昇進させる」らしいです。
その研究は、プルチーノさんが2010年に計算機モデルで組織の効率化を最大化する論文を発表し、イグノーベル賞を受賞していたようです。 www.bizsci.net
書籍
※ 私は本は読んでません。
Wikipedia
終わりに
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参考
なぜ会社はダメな管理職を「降格」しないのか。 blog.tinect.jp