きり丸の技術日記

技術検証したり、資格等をここに残していきます。

唐突に社会人を振り返ってみたくなったのでポエってみる(28歳)

はじめに

私は大学をストレートで卒業して、社会人7年目の28歳です。

私には弟と妹がいます。
弟は4歳下で院を卒業、妹は6歳下で大学を卒業となり、二人とも今年就職しました。

弟妹が二人とも就職したということも感慨深いのですが、自分が新卒だった時の7年目の先輩ってかなり離れた先輩で、すごい先輩だった記憶があります。
「自分ってそんなにすごい先輩に慣れたかな…」
と、ふと感じてしまったので、ちょうどいい機会ということで振り返ってみます。

なお、これは自慢ですが、きり丸と違って弟と妹はとても優秀です。
入社前に基本情報を取得したり、簿記2級取得する等、兄貴と違って努力家なのは素晴らしいです。
私は簿記2級諦めたり、LPIC諦めたりと、現在進行形で勉強できていない点が目立つので…。

社会人1年目

2014年に就職。
蒲田に本社があるISTソフトウェアというSIerに就職しました。

HTMLは時代のオタクとして学んできましたが、JavaScriptJavaは全く分からなったので理解するのに非常に苦労しました。
特にJavaの配列の考え方が分からず、ArrayListは社会人2年目まで苦手意識を引きづることになります。

正確に言うと、Iteratorが全く理解できていませんでした。
正直、今も仕事でも使ったことが無いので、Iteratorで実装しろと言われると厳しいですね…。

とはいえ、配列以外はそれなりに理解はできていたので、新卒の中ではそれなりにコーディングできる方でした。

ただ、コーディングには多少は自信があったのですが、ビジネススキルがかなり足りなくてめちゃめちゃ怒られましたね…。
他の会社ではどうかわかりませんが、新卒で唯一昇給できなかったです。
他の先輩に聞いても普通は3年くらいまではトントン昇給するものだと聞いていたので、ショックも大きかったです。

やさぐれ時期に入って、2年目まではとんだポンコツでした。

社会人2年目

一部要件定義、おおよそ基本設計から参画できるプロジェクトに入って、開発を一気通貫で学べました。
設計書の作成とか、いろいろ学べました。

ポンコツ過ぎて顧客へのヒアリングとか1次受けさんとのレビューとか嫌いでしたね。
今ではこの工程に楽しさを見いだせてますが、得意とまでは言えてないです。
決められたことをコーディングする力しかなかったから、決めていくことが非常に苦手でした。

そのコーディング能力もあくまで2年目の中では高い方、ってくらいだったので非常に苦労しました。
能力的には限界でしたが、それなりに頑張ってはいました。

比較ラインが新人だったので、この時は昇給できました。

社会人3年目

3年目にようやく社会人として覚醒できました。

この時についた上司が勉強家だったので、ここで初めて勉強会に連れて行ってもらいました。
最初は上司に連れられて勉強会に行っていたのが、自分から勉強会に参加するようになりました。
勉強会に行く習慣がついたことは今でも大きいレベルアップだと考えています。

また、行動力が非常に高い人でした。
一次受けに言われたことだけをやって自分たちが苦労をするのではなく、1次受けにちゃんと悪いことは悪いと言って、改善を提案するような人でした。

会社としては扱いづらい人だったとは思いますが、その行動力は今までの自分に無いものでした。

プロジェクト自体は炎上案件でしんどかったですね。
プロジェクト自体は同じでも、先輩たちは開発案件、自分一人だけ保守案件に回っていました。
保守案件の業務終了後に、開発案件にも回っていて、ほとんど毎日が終電ギリギリになってしまいました。

この時の勉強・行動力が評価されて2段階昇給を果たしました。
参画していたプロジェクトも社長賞を得る等、非常によい経験ができました。

社会人4年目

3年目の経験を活かして、4年目は社外だけでなく社内勉強会に顔を出してました。

炎上案件に飛ばされたりと、正直仕事としては楽ではなかったです。
土日出勤は今までほとんどなかったのに、土曜出勤して午前中にやることを終わらせて、午後に趣味のよさこい練習に行くような体力的には常に限界すれすれでした。

サブリーダーとしても振る舞っていて、色んなタスクの進捗を管理したり、WBSを毎日引きなおしたりと一般的なSIerの動きをしていました。

あと、教育係は別でしたが、新人と一緒に仕事をしていました。

今考えればペアプロ等で教育してあげればよかったのですが…。
炎上案件で自分のタスクもパンパンで時間が無く、自分なら3日で達成できるタスクを1週間で割り振ったので達成できるだろう…
とちょっと放置したのも悪い点です。

もう、あまりにも他者のタスクの進捗が悪すぎて、他者のタスクも奪って全体の進捗を上げていました。
時期も悪くて、常にキレながらタスクこなしてましたね…。

この点、かなり評価されました。
2段階昇給はダメでしたが、プロジェクト自体は二度目の社長賞をもらえました。

社会人5年目

前職でここから冷遇されていきました。

案件が見つからなくて、あんまり仕事らしい仕事をしなかったですね…。
開発らしい開発してないから、記憶が断片的にしかない…。

上司と相談したりしたけど、あんまり状況が変わらなかったので、初めての転職活動しました。

10社くらい受けて最後に受けたところが現職の会社だったので、受かってよかったです。

社会人6年目

ちょうど現職で教育に力を入れていたところだったので、中途採用でしたが受けさせてもらいました。

正直、社会人5年間やってきたことは何だったのか、というくらいプログラミング能力が向上しています。
大きい会社だから自分の例が他にも適応されるかどうかは分かりませんが、少なくとも自分は転職してよかったと感じる点です。

その他にも、今まで勉強会に参加するだけだったのが、登壇もするようにもなって、自分のレベルもだいぶ上がったように感じます。

大企業らしく、東大卒ばっかりのなかでプログラミングさせてもらっているから、アーキテクチャとか学ぶことはいっぱいです。
まぁ、悪い点も当然あるので、なんとかそういうところは改善していきたいですね。

おわりに

社会人7年目は今年なので特に振り返る必要もないでしょう。
まだ1カ月だし。

改めて振り返ってみると、SIerの会社にいた時は表現しづらいビジネス能力が上がっていたのだとわかりました。
まぁ、まだまだ苦手なあたり、もっと頑張って伸ばさないといけないですね。

エンジニアとしての能力は今が一番伸びてきていると思いますが、まだまだレベル不足なのでこれからも頑張って伸ばしていきたいと思います。

自分がどれだけ頑張ったか、という点は振り返ってこれましたが新卒のころに憧れた先輩像とはまだまだ差を感じますね…。 憧れなかった先輩はとっくに抜かしていると思うのに、なかなか難しい…。

いつか、弟妹にも誇れるように色んな会社からスカウトされるような憧れの先輩になりたい。
という文言でポエムを締めさせていただきます。