きり丸の技術日記

技術検証したり、資格等をここに残していきます。

Gitのコミット時間を変更する(git commit --amend --date="`date -R`")(git squash と組み合わせる)

小ネタ。

環境

  • Git
    • git version 2.24.1.windows.2

対応

次のコマンドを実行すると、最新のコミット更新時間が現在時刻になります。また、特定の時間に更新したい場合は、Git internal format、RFC2822、ISO 8601形式のどれかで渡してください。

# 現在時刻で更新
git commit --amend --date="`date -R`"

# 特定の日時で更新
git commit --amend --date="Wed Feb 18 22:34:51 2022 +0900"

終わりに

私は、作業中は別ブランチにして、ちょっとでも変更したら別ブランチにコミットを積んでいます。最終的には全部のコミットをsquashして、元のブランチにcherry-pickすることで、Gitネットワークをきれいに保つことを意識しています。

ただ、この方法には問題があり、コミットの更新時間が一番初めのコミットにまとめられてしまいます。

Gitネットワークはきれいでも、Gitの更新履歴が順序よく並ばなくなってしまうので、問題視していました。今回の記事により、squashしたコミットの更新時間を最新化できるので、更新履歴に違和感を感じることがなくなりました。

なお、普段よく使用しているIntelliJ IDEAでは、コミット時間の変更はできそうになかったです。GUIで変更できればよかったのですが…。とりあえず、方法が分かってよかったです。

参考情報

Javaで1行でNull許容の配列を作りたかった

結局、願ったとおりに動かなかったので、思考錯誤したときのメモだけ残します。

環境

  • Java
    • 17

対応

Collections.singletonList(T o)を使用することで、1行でnull許容した配列を作成できます。

動作確認

1行で配列を作成する方法は、List.of(), Arrays.asListのどちらもありますが、NotNull制約があるので、作成できません。

ArrayListはnullも追加可能ですが、初期配列の作成時には使えません。そもそも、初期配列の作成時のパラメータ自体が配列となるため、内部処理にてエラーが発生します。

var sample = new ArrayList<>();
assertAll(
    () -> assertThatThrownBy(() -> List.of(null))
        .isInstanceOf(NullPointerException.class),
    () -> assertThatThrownBy(() -> Arrays.asList(null))
        .isInstanceOf(NullPointerException.class),
    () -> assertThatThrownBy(() -> new ArrayList<>(null))
        .isInstanceOf(NullPointerException.class),
    () -> Collections.singletonList(null),
    () -> sample.add(null)
);

本当にやりたかったこと

戻り値としては配列で返却したいものの、内部の処理としては単数で受け取るメソッドがあるとします。現状、それを処理するためには4行の処理が必要だったので、1行に短縮したかったのです。

@Service
@RequiredArgsConstructor
public class SalesService {
  private final SalesComponent component;

  // NOTE: このコードは動かないので、イメージです
  public List<String> execute() {
    // あまり意味がないけど、4行必要
    var list = new ArrayList<String>();
    var result = component.execute();
    list.add(result);
    return list;

    // 1行でシンプル!
    return Collections.singleton(component.execute());
  }
}

なお、配列にNullを許容するメリットはあるかというと、ありませんでした。

Springの設定で、nullの場合は値を出力しない設定があります。

spring.jackson.default-property-inclusion: NON_EMPTY

こちらの設定をすることで、配列にnullを許容しつつ、JSONのResponseBodyには影響しないと考えていました。しかし、上記の設定では期待とおりの設定はできません。インスタンスのフィールドが一部nullだった時の挙動だけが変わりました。インスタンスそのものがNullとして設定されていた場合は、出力されてしまいます。しかも、空文字列や空配列になるのではなく、nullと出力されてしまいました。

{
  "salesList": [null]
}

結局、素直にnullが入らないように処理しています。

@Service
@RequiredArgsConstructor
public class SalesService {
  private final SalesComponent component;

  public List<String> execute() {
    var result = component.execute();
    if (result == null) {
      return List.of();
    } else {
      return List.of(result);
    }
  }
}

ソースコード

細かい挙動確認等々は、次のソースコードを確認してください。

終わりに

1行で書きたかったです…。もしくは、初期設定時やaddするときのパラメータは許容するものの、配列としてはパラメータを無視するようなメソッドがあるとうれしいのですが。まぁ、限定的な要望ですので、素直に処理するのが簡単ですね。

類似情報

IntelliJ IDEA ULTIMATEでOpen APIのコードを生成する

小ネタ。以前、OpenAPI Generatorをカスタマイズしたコードを生成する(Swagger Codegenとほぼ同じ)という記事を書きました。

上記の記事では、openapi-generatorのjarをCLIで実行してソースコードを生成しています。その検証中に、IntelliJ IDEA ULTIMATEの機能を使えば、簡単にソースコード生成ができることが分かったので、ブログにします。

環境

  • IntelliJ IDEA
    • 2022.2.3

対応

下準備

OpenAPIで用意しているサンプルファイルをダウンロードします。

ファイルを開く

有効なOpen APIのファイルをIntelliJ IDEAで開いていると、エディタの左上に実行ボタンと、生成設定の編集ボタンが表示されます。

基本的には、何も設定せず、デフォルトのまま生成できます。強いていえば、言語がjavaになっていますが、普段使用しているフレームワークに合わせてspringに変更するくらいでしょうか。

詳細設定タブを選択したときには、カスタムテンプレートパスを設定できます。もし、前回の記事のように、生成コードをカスタマイズしたい場合には、ここにパスを設定してください。

ソースコード

特になし。

終わりに

必ずしも、IntelliJ IDEA、しかもULTIMATEで開発できる環境にいるとは限らないので、前回の記事で十分な内容ではあります。

ただ、ULTIMATEにはOpen APIのようなエコシステムも簡単に対応してくれるので、非常に便利ですね。

参考情報

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